プラントエンジニアリング プラント設計基礎

プラント建設プロジェクトでは頻出!必ず覚えておきたい契約用語、貿易用語集

今回はプラント建設プロジェクトで頻出の契約用語、貿易用語について解説します。

プラントの建設プロジェクトは、特に海外では、客先(client)がエンジニアリング会社にプラントの設計・建設・試運転までを一括して発注するため、「プラントの建設」という一つの大きな契約が締結されます。

プラントエンジニアは、その契約締結時に作成される「契約書(Contract)」に基づいてプラントを設計します。

また、各プラントエンジニアが設計担当する機器においても、その機器ベンダーとエンジニアリング会社とで契約が締結されるため、プラントエンジニアリング業務と契約書の内容は密接に関係しています。

特に契約条件、貿易条件は正確に理解しておかないと、必ず後々のトラブルに発展します。

例えば、業務所掌や保証条件など、お互いの理解が不十分なまま設計を進めてしまうと、建設プロジェクト終盤になってからそれが発覚し、「現場に部品が無いのにベンダーが納入してくれない」や「ベンダーが納期遅延による損害の支払いに応じない」といったトラブルが発生し、最悪プラント建設プロジェクト全体の工程が止まってしまう可能性があります。

補足:本記事は海外のプラント建設プロジェクトにおける契約にフォーカスしています。国内の場合は「良きにはからえ」の精神で、あまり契約の内容に縛られることは無いかもしれませんが、海外は契約書の内容が全てなので、契約締結時に如何に内容を固めておくか、が重要になります。

契約用語や貿易用語は独特なものが多いので、最初は聞きなれない言葉ばかりなのですが、知ったかぶりにしておくと、上記のようなトラブルに発展しかねないので、正確に覚えるようにしてください。

プラント設計における技術用語についてはこちらの記事で解説しています。

A

acceptance

検収。発注品の到着時だけではなく、プラントの試運転を終え、プラントを客先に引き渡すときも検収と言う。(Plant Acceptance)

account sakes

掛売りのこと。掛売りとは簡単に言うと後払いのこと。

ad hoc

非常設の

adjudication

裁定

advance payment

前払い金のこと。

advance payment bond

前払い金保証のこと。

afford

(便宜などを)与える

affidavit

宣誓供述書

aggregate amount / aggregate liability

累積額/累積責任額。

agreement

合意すること。契約上では重要な意味を持つ。

air waybill

AWBと略される。航空貨物運送状。海上運送で使われる船荷証券(B/L)に相当する。船荷証券と違って、流通性がなく有価証券ではない。

alliance

提携、協調すること。

all risks

全危険担保のこと。貨物輸送中に予想される偶然の危険すべてを担保する保険。ただし、貨物に固有の欠陥または性質などに起因する損害はてん補されない。

amendment

修正、変更。契約上ではmodifyやchangeはあまり使用です。amendという言葉を使う。

appendix

付属書類、添付書類。特に契約書や規格の付属書類、添付書類のこと。

approval

承認、認可。プロジェクト進めるためには顧客の承認が必要。

applicable law

準拠法。海外プラントでは現地の法律に準拠しなければならない。

arbitration

仲裁、調停。顧客と意見が折り合わない場合は最終的に裁判で決着を図る。

arrival notice

貨物到着案内。貨物の運送を引き受けた船会社またはその代理店がNotify Party(着荷通知先)宛てに貨物の到着を知らせる。

assign

(権利などを)譲渡する。

at arm's length

「独立した当事者間の関係で」と言う意味。

親子会社間、グループ会社間の取引でも、あくまで独立した当事者間の取引とする場合に使われる。

at site

一覧払いのこと。手形の呈示があり次第、輸入者は一覧すると直ちに支払わなければならないこと。

at site buying rate

一覧払(輸出)手形買相場。銀行が、輸出者の振り出す一覧払荷為替手形を買い取る場合に適用する相場。

attachment

付属書類、添付書類。一般的な図書、書類の付属書類、添付書類のこと。

authorization

公認、許可証、委任。海外プラントでは現地のauthorityに承認をもらうことが重要。

authorized person

権限保持者、有資格者。authorityのこと。

award

発注する、裁定する (contract award=落札)。通常の意味とは異なるので要注意。

B

back to back

顧客との契約(元請契約)で引受けた仕事の全部または一部を下請契約で下請業者にやらせること。その時、下請契約の契約条件を元請契約の契約条件と同一にして、リスクを下請業者に取らせる。

barge

平底の荷船。海上での引き渡しを「バージ渡し」という。

battery limit

工事範囲の境界、装置の境界内、敷地境界線。顧客範囲との取り合い情報は明確にすることが重要。

before permit

輸入許可前引取承認制度のこと。

be liable for~

~に対し賠償責任を負う。契約上ではよく使う表現。

be responsible for~

~に対し責任を負う契約上ではよく使う表現。

bear

(費用・責任などを)負担すること。

berth

バース。埠頭、桟橋のこと。

bid

入札すること。(イギリス英語では「tender」)機器や装置の引き合いでもbidという表現を使う。

bid bond

入札保証金のこと。

bill of quantity

数量の明細書のこと。BQと略されることが多い。配管BQや機器重量BQなどと使用される。

blanket

包括的な。

bona fide

誠実な

bond

保証金のこと。
(銀行や損保会社から保証状を顧客へ発行して貰う。無条件かつ取消し不能で保証、違約時に没収される。)

breach

違反すること。(例:contract breach=契約違反)

bunker adjustment factor

燃料油割増のこと。海上運賃における割増運賃の一つ。船会社が船の燃料油価格の変動による損失を調整する割増運賃。

buyer's credit

輸出国の銀行が輸入者へ直接供与する輸出信用。バイクレとも呼ばれる。
(対義語:supplier's credit i輸出者へ供与する輸出信用)

by vitue of~

~の力によって

C

cancellation clause

契約当事者のいずれかが契約条項に違反した場合、相手方が契約を解除できる条件を定めた条項のこと。

carton

軽量物を梱包する際に使用される梱包方法(ダンボール箱)のこと。

CWO

Cash With Order.現金払いのこと。

certificate of origin

COO或いはCOと略される。原産地証明(輸出国の税関、商工会議所、輸出組合または輸出国に存在する輸入国領事館などが発行している)。

海外に機器や設備を収める場合、通関手続きに必要。

civil law

シビルローのこと。大陸法系の概念を表す。

対義語としてはCommon Law。

CIF

Cost Insurance and Freight。インコタームズの一つ。

clarification

入札前に顧客仕様などに関する疑問点を明確化すること。ライセンサーやベンダーに対して技術仕様を確認するときも、clarificationと呼ぶ。

code and rule

適用規格、法規。契約書に記載された規格・法規は遵守しなければならに。

come into effect

効力を発生すること。

commence

開始する。

commercial proposal

見積書の商務条件編(対義語:technical proposal)。

commissioning

設備据付後に行う試運転。commissioningを完了して客先への引き渡しとなる。

commitment

確約すること。

common law

コモンローのこと。特に欧米の法体系(英米法)を指す場合がある。

対義語はCivil Law。

compatibility

適合性、両立性、相性

compensation

弁償すること。基本的には避けなければならない。

compliance

順守、適合すること。

conciliation

調停

concurrent delay

両当事者それぞれに起因する理由で蔵持に発生する遅延のこと。

confidentiality

秘密のこと。

consent

合意、同意すること。

consequential loss

間接損害。基本的に被ることは避けなければならない。

consignee

貨物受け取り人のこと。コンサイニー。

consignor。

荷送人のこと。コンサイナー。

consortium

共同企業体、コンソーシアム。例えばEPCの内、EPはA社、CはB社が請け負うことを、A社とB社とのコンソーシアムと呼ぶ。

construction

(語句、法律などのの)解釈

container freight station

コンテナ・フレート・ステーション。LCL貨物をコンテナに詰めたり、またはコンテナから取り出す作業を行う場所をいう。

container load plan

コンテナ内積付表。コンテナ内に積載された貨物の明細を記載する。コンテナ1本ごとに作成される。

container yard(CY)

コンテナ・ヤード。コンテナを本船に積み込んだり、荷卸ししたりする場所のこと。FCL貨物の場合は、コンテナは直接CYへ持ち込まれる。

contingency

偶然性、不測の事態の意、危険準備費(予備費)の一種。設計上の不足の事態をdesign contingencyと呼び、設計に反映しなければならないものもある。

contract

契約、法的強制が可能な合意(agreement)のことをいう。プラント建設プロジェクトでは最も重要な文書。

contractor

設備の設計・製作・据付などの請負者のこと。

covenant

誓約、捺印契約証書

crate

木材・スチール製透かし梱包のこと。

currency adjustment factor

通貨変動割増のこと。通貨変動による為替差損を調整する割増(差益の場合、割引)運賃。

customs clearance

通関手続き。国よっては手続きは煩雑でプロジェクト工程に影響を及ぼすこともある。

customs duty

関税のこと。

customs-trade partnership against terrorism

C-TPATのこと。

米国へ輸入される貨物の安全性を確保し、かつ法令を遵守する社内ルールを作成して、米国税関に協力する企業と認定されれば、輸入貨物の税関手続きの面で優遇される制度。

D

DAB

Dispute Adjudication Baordの略称。紛争裁定委員会。

damage

損害・損失(を与える)のこと。

days after date (D/D)

期日指定払い

Demand Draft (D/D)

送金小切手

defect

欠陥、瑕疵。設計的なdefectの修理義務はcontractor側にあるので、顧客から指摘されたdefectは無償で対応しなければならない。

defect liability period

(瑕疵)保証期間。この期間に発生したdefectは修理する義務がある。

delivery order

荷渡指図書。貨物を引き渡すときに必要な書類。

demand draft(D/D)

送金小切手

demurrage

貨物が期限内に引取られない場合に発生する超過保管料のこと。

deviation

引合書類に記載された顧客仕様条件を逸脱すること。(それをまとめてdeviation listにして顧客の承認を得る要あり)

機器・設備の引き合い時も、user側が提示した条件に対し、ベンダーが対応できない場合、deviationする、とも呼ぶ。

devanning

コンテナから貨物を取出す作業のこと。(対義語:vanning)

destination delivery charge

仕向港に到着したコンテナをCYの指定場所まで運ぶ費用のこと。

discrepancy

不一致、ディスクレのこと。図面や図書の不一致もdiscrepancyと呼ぶ。

design built operate(DBO)

設計、建設、運営・維持管理を民間業者に一括発注するもので、公設民営の一つの方式。

dumping

ダンピング、国内価格より不当に安く輸出すること。

蒸留塔(棚段塔)のトレイからすべての液が流れおちることもdumpingと呼びます。

documents against acceptance(D/A)

手形引受書類渡し。支払人(輸入者)の手形引き受けと引き換えに、船積書類の引き渡しが行われる貿易決済条件。

documents against payment(D/P)

手形支払書類渡し。支払人(輸入者)は手形金額を支払うのと引き換えに、船積書類の引き渡しを受けることができる貿易決済条件。

dock receipt (D/R)

ドック・レシート。コンテナ船に船積みするときに海荷業者が作成する書類の一種。貨物を受け取った証になる。

E

EAR

Export Administration Regulations

。米国輸出管理規制のこと。米国から輸入した製品、技術の再輸出を規制すること。

日本国内から海外に輸出する場合は、EARの非該当判定を行わなければならない。

EARに該当すると、再輸出に米国政府の許可が必要となる。

effective date of contract

EDC=契約発効日のこと。(両国政府の承認、前払い金の入金など)

environmental impact assessment(EIA)

環境アセスメントのこと。

equipment interchange receipt(EIR)

E/Rとも。コンテナ機器受渡書。コンテナ機器の受渡しを証明する書類。

equitable

公平な。

escalation

(賃金・物価などの)段階的拡大のこと。エスカレ。

物価指数は年々上昇しているため、過去の見積もり額を使用するときは物価指数を考慮した額を上乗せする。これを「エスカレを載せる」という。

また、複数年契約の場合も翌年になるとescalationがかかって年額が増加するこもある。

estimated time of arrival

ETAと略される。本船入港予定日のこと。

estimated time of departure

ETDと略される。本船出港予定日のこと。

evaluation

評価する(例:取引先各社の見積内容を評価する)。

機器・装置の引き合い時も使用される用語。

exclusively

排他的に、単独で(対義語:inclusively)。contractor側にとっては望ましい表現。(競合がいないため)

execution

業務を遂行すること、署名をすること。

expansion

拡張(工事)、増設(工事)。

expeditiously

迅速に

expiration

終了、満期,、失効すること。

export declaration(E/D)

輸出申告書のこと。

export license

E/Lと略される。輸出貿易管理令に抵触する貨物につき、経産省が認めた場合に発給される輸出承認書。

export permit (E/P)

輸出許可(書)

extension

延期、延長(time extension=納期延長)。納期を延期することもextensionと呼ばれる。

F

fair average quality terms(FAQ)

平均中等品質条件。農産品など、あらかじめ品質を決められない商品の場合、収穫後、公的機関などが評価する平均的な中等品質を売買の品質基準とする方法。

FCL

Full Container Loadのことで、FCL貨物。1人の荷主の貨物だけ、コンテナ1本を満たす量の貨物。

feasibility study

実行可能性調査、企業化調査。FSと略されることが多い。

final acceptance certificate

FACと略される。最終検収書。(provisional acceptance=PA=仮検収)

force majeure

不可抗力。避けられない要因によって、納期が遅延する場合などにforce majeureが使用される。

forwarder

貨物利用運送業者のこと。

forwarder's cargo receipt(FCR)

貨物受取証。運送取扱人が、貨物の輸送を海上運送人へ取り次ぎ、委託を行うという前提で、貨物を受け取ったことを証明する書類。

forwarder's certificate of receipt(FCR)

送取扱人から発行される貨物受領証

fraudulent

詐欺的、不正な

free from particular average(FPA)

分担不担保。共同海損、および全損と、本船、はしけの座礁、沈没、大火災があった場合の分損(特定分損)、および本船の衝突に起因する分損事故(SSBC)、並びに損害防止費用等の費用損害のみをてん補する条件

free in (FI)

海上輸送の運輸体系。不定期船にて輸送する際、「運賃に積み込み費用が含まれている」という条件。

free in out (FIO)

海上輸送の運輸体系。不定期船にて輸送する際、「運賃に陸揚げ費用が含まれている」という条件。

free out (FO)

海上輸送の運輸体系。不定期船にて輸送する際、「運賃に積み込み費用も陸揚げ費用も含まれていない」という条件。

freight ton

1重量トン(l ton)と1容積トン(1m3)の大きい方で運賃計算がなされる。航空便は船便と比べ物にならないくらい高額なので、納期に余裕があれば船便の方が望ましい。

full turn key

FTKと略される。請負者が設計・製作・据付・試運転指導・保証責任までの全てを請負う方式。最近の契約はこの方式主流。

G

good merchantable quality terms

適商品質条約。木材や魚介類など、あらかじめ品質を決められない商品の場合、標準的な商品の品質を売買の基準とする方法。

governing law

準拠法のこと。遵守が必要。

grace period

猶予期間

grass‐ roots plant

全くの更地(草の根)に用地造成から建設を行うこと。

gross negligence

重大な過失

gross weight

梱包込重量、総重量のこと。 (対義語 net weight)

guaranty

製品全体に対する確信と確実な保証をすること。
(warranty:製品の全体あるいは一部に対する条件付き保証をすること)

H

hold harmless

免責(する)、賠償責任を免除(する)。

I

IATA

International Air Transport Associationの略称。国際航空運送協会。民間航空会社の団体で、国際航空の安全と秩序を維持することを目的とする。

I/D

Import Declaration。輸入申告書

impede

妨げる

implied warranty

暗黙の保証

import quota(IQ)

輸入割当。ある特定の輸入貨物の数量制限を実施する必要がある場合、貨物の数量や金額等を輸入者に割り当てること。

inclusive

~を含めて、開放された。(対義語:exclusive)

incur

(負債・損害など)をこうむる、受ける。

INCOTERMS

国際商業会議所が1936年に定めた貿易条件の解釈。適宜更新されており2020年版(INCOTERMS 2020)が現在最新。

売主と買主のリスク分担をどのようにするか、アルファベット3文字で表せられる。

インコタームズの分類は以下の通りですが、詳細は山九の解説ページを参照下さい。

インコタームズ2020の分類

EXW:工場渡
FCA:運送人渡
CPT:輸送費込
CIP:輸送費保険料込
DAP:仕向地持込渡
DPU:荷卸込持込渡
DDP:関税込持込渡
FAS:船側渡
FOB:本船渡
CFR:運賃込
CIF:運賃保険料込

indemnity

補償する、免責する。(indemnification=補償、免責)

indirect loss

間接(二次)損害のこと。これを被るのは避けなければならない。

infringement

権利の侵害

injunction

差し止め命令。仮処分命令

in lieu of~

~に代えて

in no event~

いかなる場合でも~でない

inspection

検査、検品のこと。 (検査証明書:inspection certificate)。現地に機器、設備が到着したら、工務担当者が部品を一個一個すべてチェックする。

insurance

保険 (insurance policy=保険証券)

inter alia

とりわけ

intellectual property

知的財産権

invitation to bid

ITBと略される。入札要請書のいこと。

invoice

書類の場合は送り状のこと。金銭に関しては請求書のこと。

IRC

Inspection Release Certificateの略称。出荷許可証のこと。

irrevocable

取消し不能の、撤回不能の。

irrespective of~

~に関わらず

issue

緊急の問題、論争点のこと。 (普通は「発行する」という意味なので、使用時は要注意)

ITP

Inspection and Test Planの略称。試験検査計画書のこと。

J

joint venture

JVと略される。受注共同体、企業連合のこと。

K

kick off meeting

KOMと略される。プロジェクトを立ち上げる際に行う会議のこと。

L

last major of shipment(LMS)

契約上取り決めた、主要アイテム(一般的に契約代価の95%まで)の出荷を完了する期日

lashing

貨物が動かないように固縛すること。

LCL

Less than Containerの略称。LCL貨物。1人の荷主(輸出者)の貨物だけでは、コンテナ1本を満たすことができない少量の貨物のこと。

letter of credit

LCと略される。銀行が依頼人(輸入者)のために発行する支払保証状のこと。

letter of indemnity(LI)

補償状。船積書類が信用状上の条件と異なる場合、買取銀行は手形の買取りを行わない。その際に必要となる。

letter of intent

LIと略される。内示書のこと。

liability

責任、義務のこと。

license

ライセンス(を供与する)のこと。

licensee

ライセンシー。他社技術の実施許諾を受ける者。エンジニアリング会社はこの立場になることが多い。

lisensor

ライセンサー。自社技術の実施許諾を第二者に供与する者。エンジニアリング会社によってはライセンサーとライセンシーを兼ねることもある。

liquidated damages

リキダメと略される。損害賠償。(契約上の納期遅れ、性能未達などに対して)。性能未達の度合いに応じて賠償額が決まる。

loading

貨物を船舶または航空機に積むこと。

loss of profit

逸失利益のこと。

lump sum

定額請負契約のこと。(日本国内ではこの契約形態が最も多い)

M

make good

保証項目に対して、必ず達成しなければならない項目。性能未達なら、達成するための改造にかかるコストはContractor側が負う。

mail transfer(MT)

普通送金のこと。

mandatory rule

強行規則、強行法規

material breach of contract

重大な契約違反

mate's receipt(MR)

本船貨物受取書。在来船の船積みの際に発行される貨物の受領書で、貨物に破損があるとメイツ・レシートに書き込まれる。

mechanical running test(MRT)

運転試験のこと。メカランと略されることもある。

minutes of meeting

MOMと略される。打合せ議事録のこと。

mitigate

軽減する、緩和する

mutatis mutandis

準用する、変えるべきところは変えてそのままで

N

NDA

Non-Disclosure Agreement。秘密保持契約のこと。

negligence

過失

negotiating bank

輸出手形の買取りを行う銀行のこと。

notice

(正式)通知、通告のこと。

no value declared(NVD)

無申告。荷送人は航空会社(運送人)に対して、AWB上に貨物の価格を記載して申告しなければならないが、「申告価格なし」の場合に記載する表現。

not withstanding~

~にも関わらず

novation

契約更改

null and void

無効のこと。

non-vessel operating common carrier(NVOCC)

利用運送業者。自らは船舶・航空機・列車などの国際輸送手段を持たず、実運送人のサービスを使って輸送する。

O

obligation

義務のこと。

off‐ site

オフサイト、敷地外の付帯設備を指す。(対義語:on‐ site)

omission

不作為、遺漏、脱落

on‐ site

オンサイト、敷地内の設備を指す。(対義語:off‐ site)

open bid

公開入札のこと。

open top container

天丼部が取外しできる特殊コンテナのこと。

original equipment manufacture

OEMと略される。相手先商標による受託製造のこと。

owner

所有者、発注者(顧客、客先)のこと。

ownership

所有権のこと。

P

packing list

梱包明細書のこと。船積み書類の一つ。

pari passu

同等の条件で、劣後することなく

patent

特許(権)。ライセンサーは所有している。

penalty

違約金(罰)のこと。

performance test

性能保証試験のこと。この試験で保証値をクリアしていることが確認できれば、客先への引き渡しは可能となる。

プロセスエンジニアリング業務の最終仕上げの業務。

performance bond

契約履行保証のこと。

PL

Product Liabilityの略称。PL保険。製造物賠償責任保険または生産物賠償責任保険を指す。

PMI

Positive Material Identificationの略称。金属部品や溶接部に指定通りの材料が使用されているかどうか確認すること。

power of attorney

委任状のこと。

possession

所有、占有

PPR

Progress Payment Reportに略称。工事出来高報告書のこと。

pre-qualification

PQと略される。入札資格、顧客が引合に際して事前に行う資格審査のこと。

prescription

①規定、法規
②時効

prevail

優先する、~に勝る

prima facie evidence

疎明証拠、一応の証拠(反証が出れば証拠力が無くなるもの)

prime contractor

主契約者、元請(対義語:sub‐ contractor)のこと。

priority

優先(権)、優先的なのこと。

proforma

形式上(の)、proforma invoice=仮送り状、proforma packing list=仮の梱包明細書。船積書類の一つ。

proposal

顧客へ提出する売り申し込み、提案すること。

proprietary right

財産権、所有権、専売権のこと。プロセスの根幹となる重要機器はライセンサーのproprietary equipmentと呼ばれる。

pro rata

案分に、比例して、割合に応じて

purchase order

POと略される。購買契約書、注文書のこと。機器や設備を発注する際に発行する。

Q

QA

Quality Assuranceの略称。品質保証のこと。

QC

Quality Controlの略称。品質管理のこと。

QCD

Quality,Cost,Deliveryの略称。品質、コスト、納期のこと。プラント建設プロジェクトではQCDを遵守することが成功への鍵となる。

QCM

Quality Certificate of Manufacturerの略称。製造証明書のこと。

qualified

資格(免許)を有すること。(例:qualified vendor認定製造者)

quotation

見積書のこと。機器・設備購入担当のエンジニアはこれを作成する。

R

recourse

遡及、償還請求権のこと。

remedy

救済、補修のこと。

representative

代表者、代理人。現地サイトの代表者をSite representativeと呼ぶこともある。

request for proposal

RFPと略される。入札要請のこと。

request for quotation

RFQと略される。見積依頼のこと。

resolution

決議

retention bond

留保金返還保のこと。

retention money

支払留保金(保証期間の瑕疵担保として契約代価の数%を留保される)。プラント引き渡し後、保証期間が完了すれば、顧客は支払わなければならない。

revamp

改造する、修理するのこと。

revoke

取り消す

royalty

特許権使用料のこと。

S

save for~

~を除いて、~の他には

scope of work

SOWと略される。業務所掌のこと。これを明確にしておかないと後々のトラブルになる。

shipper

発送人、荷送人、荷主のこと。

sipping application(SA)

船積申込書。在来船積みの貨物について、輸出者の代理人として、海貨業者が船会社に対して船積みを依頼する書類。ShippingAdvice(船積通知)とは異なる。

shipping instructions(SI)

船積依頼書。輸出者が貨物の通関や船積みを依頼する際に作成する書類。

shipping order(SO)

船積指図書。船会社が、本船船長に対して貨物の船積みを命ずる書類。

short list

最終選考候補者名簿のこと。(この中から落札者が選ばれる)

skid

貨物の下に角材などでゲタをはかせた梱包方法のこと。規模の小さい機器・設備であれば、skidをそのまま据え付けることもある。

specification

スペック、仕様(書)のこと。プラント設計に関わる基本的な決定事項はProject Specificationと呼ばれる。

stakeholder

利害関係者のこと。(経営陣、労働組合、顧客、取引先、銀行、地域住民)

stipulate

(契約の条件として)~ を規定する。

SRCC CLAUSES

Strikes Riots Civil Commotions Clausesの略称。ストライキ、暴動、騒乱担保約款、略してストライキ危険担保約款。ストライキ労働者や暴動加担者などの暴力的破壊行為などによる損害がてん補される。

subcontract

下請け(契約)サブコンのこと。(対義語:prime contract)

subject to

~を条件として

subrogation

代位(保険の代位求償などとして使われる)

subsequent

その後の、次の

subsidiary

子会社

subsidy

補助金、助成金

substantial law

民法、刑法などの実体法

supersede

~にとってかわる

supervisor

SVと略される。(据付工事や設備試運転の)指導員、派遣技師のこと。

supplier

供給者のこと。(同義語:vendor(法人から法人への供給))

supplier proposal clarification(SPC)

納入業者への改定要求説明書。

survival clause

残存条項(契約終了あるいは契約解除後も引き続き効力が残る条項)

suspension

(契約の)一時的中断、中止すること。

sustain

損害等を被る

T

tariff

タリフ、関税率れ関税表 のこと。(日本の物流運送業界では「運送料金表」を指すことがある)

TAT

Type AcceptanceTestingの略称。型式承認試験のこと。

TBA

To Be Announcedの略称。「後日発表」「追って知らせる」という意味。

TBD

To Be Determinedの略称。「未定」「将来決定する」という意味。

taxes and duties

税金、租税公課のこと。(tax=消費税、所得税など、duty=輸入関税)

tender

入札のこと。(同義語=bid)

technical proposal

見積書の技術仕様編のこと。(対義語:commercial proposal)

telegraphic transfer(TT)

電信送金のこと。

terms and conditions

基本取引条件、契約条のこと。

termination

契約の取消、契約の中止、契約終了のこと。

third party

第三者のこと。

TPI

Third Party Inspectionの略称。第三者機関による検査のこと。

trust receipt

輸入担保荷物保管証。輸入代金未決済の輸入者が、銀行へ提出する輸入貨物の借受証。

U

UCP

Uniform Customs and Practice for Documentary Creditsの略称。信用状統一規則。信用状の発行や信用状に基づく銀行での決済に関する、荷為替信用状の取り扱いについての国際商業会議所制定の国際ルール。

UDS

User's DesignSpecificationの略称。ユーザー設計仕様書のこと。

ULCC

Ultra Large Crude Carrierの略称。30万トン以上のタンカーのこと。

UP

Unit-price Contractの略称。単価契約のこと。

UPS

Uninterrupted Power Supplyの略称。無停電電源装置のこと。

utility

電気、水、工業用水、空気など。用役とも呼ばれる。

プラントの設計を開始するためにはUtility条件が明確になっていないといけない。

utility model

実用新案

V

valid

(契約などが法的に)有効な。

vanning

コンテナ内に貨物を積込む作業のこと。(対義語:devanning=積降ろし)

vendor

機材売買契約における売手のこと。、「下請け」を指す場合も多い

vendor list

機器発注先リストのこと。(主要機器については顧客の承認を要する場合がある)

vice versa

逆また同様、逆に、反対に、

vise a vise

~に対する

void

(契約などが法的に)無効な。

WXYZ

WA

With Averageの略称。分損担保。WPAとも。全損や共同海損を含む海上損害による分損(貨物の一部損失)がてん補される。

waiver

権利放棄のこと。 例:waiver of subrogation(求償権放棄特約条項)
保険会社が保険金を支払った場合、他にその保険事故につき賠償責任者がいるときは、それに求償請求するのが通常だが、それを行わないとする特約条項。保険料は一般的に増額される。

warranty

製品の全体あるいは一部に対する条件付き保証をするもの。
(guaranty: 製品全体に対する確信と確実な保証をするもの)

製品に不備があった場合は、warrantyとして購入者に対して通常損傷部分のみを修理、または交換するか損傷部分の修理にかかった料金を返金するなどして賠償する。一方、guarantyとしては、提供した製品が故障した場合はその故障そのものが契約違反になり、販売者にとって非常に不利な条件となる。従って、通常の製品売買の法的保障はwarrantyが望ましい。

willful misconduct

故意の違法行為

without prejudice to~

~の権利を損なうことなく

まとめ

プラント建設プロジェクトでよく使用させる契約用語、貿易用語についてまとめました。

海外プラントであれば、どれも良く使用される用語ですので、プラントエンジニアは必ず覚えるようにしてください。

契約書の内容を正しく理解することで、プラント設計、建設時のトラブル発生リスクを抑えることができます。

プラント設計基礎の記事一覧はこちら

プラント設計における技術用語についてはこちらの記事で解説しています。

この記事が役に立てば幸いです。ではまた他の記事でお会いしましょう。

  • この記事を書いた人

Toshi

プラントエンジニア/ 技術ブログでプラントエンジニアリング業務に役立つ内容を発信中 / 現在160記事、月7万PV達成 / 得意分野はプロセスエンジニアリング / 化学メーカーからエンジニアリング会社に転職 / 旧帝大化学工学専攻卒 / 海外化学プラント設計、試運転経験有。 保有資格:危険物取扱者(甲種),高圧ガス製造保安責任者(甲種化学),エネルギー管理士(熱)

-プラントエンジニアリング, プラント設計基礎

© 2024 プラントエンジニアのおどりば Powered by AFFINGER5